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2010.05.30 23:57|instrument
ククーロさんの所で記事を読んだ事に刺激されて、思考が飛んで飛んで回って回って、この1.5日ばかりブラームスのクラリネット・ソナタを聴いています。

私が持っているCDは、フランスが誇る伊達男(笑)ポール・メイエと、クラリネット界の重鎮、元ベルリンフィルの奏者のカール・ライスターのもの。

ブラームス:クラリネット・ソナタ集&ピアノ・ソナタ第3集ブラームス:クラリネット・ソナタ集&ピアノ・ソナタ第3集
(2002/01/23)
メイエ(ポール)

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ブラームス:クラリネット・ソナタ第1番&第2番ブラームス:クラリネット・ソナタ第1番&第2番
(2003/11/26)
ライスター(カール)

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最初のメイエの写真が割れてるのは、メイエのCDといいながら、エリック・ル・サージュの弾くピアノ・ソナタ3番も収録されているからです。
左がメイエで右がル・サージュ。


ちなみに、フルートの巨匠エマニュエル・パユらも加え、レ・ヴァン・フランセという木管アンサンブルもやってます。
追っかけでも何でもないのに、日本での彼らの常宿も知ってる自分って一体……。や、私が通っていた楽器屋さんに彼らもよく来ていたから、という理由なだけですが


ライスターは、少なくとも2回はこの曲の録音があるのですが、これは若い頃のもの。


ブラームスの2曲のクラリネット・ソナタ(共にOp.120。1番がOp.120-1の4楽章編成、2番がOp.120-2で3楽章編成)は、クラリネット吹きには重要なレパートリーです。


と、本日はブラームスのクラリネット・ソナタの話題――というわけではなく、管楽器としてのクラリネットという面倒な楽器について(笑)、です。
前置き長ッ!


クラリネット(の主要な楽器)がB管であることはよく知られています。
つまりは、実音B(B♭)が記譜上の"ド"となります。
なので、B管の音階は変ロ長調(シとミに♭)となります。

が、(の主要な楽器)というところがポイントで、オーケストラでは必須のA管(ここまでがソプラノ)、ソプラニーノクラリネットのEs管(大規模オケか吹奏楽)、アルトクラリネット(通常はEs管)、バスクラリネット(通常はB管)なんてのもあってややこしい。
ちなみにどれも記譜と運指は変わらず実音が違うので、絶対音感持ちにとっては悩みの種であったりしますが……。

あ、ちなみに、ソプラノクラリネットでC管というのも、ちゃんと存在はします。
ただ音程が不安定だとかで、あまり普及しないようです。
例えば、ベートーヴェン先生の交響曲第5番「運命」の4楽章。ハ長調で、記譜もin Cです。それ故C管で吹くのが本流などという説もあるようですが……(ま、大概はB管で吹きます)。

という、ややこしい管の区別の他にも。

ベーム式とエーラー式というシステムの違いもあります……。
日本ではほとんどベーム式で、音色は明るいといわれています。
ビュッフェ・クランポンやセルマー、勿論ヤマハなども普通クラリネットといったら、このベーム式。

これに対するのがエーラー式。ベーム式より運指が複雑で音色は渋い。
ドイツ・オーストリアで使用されていますが、ドイツとオーストリア(ウィーン)でも微妙に違うらしいです。

華やかな高音部を想像される方も多いと思うのですが、クラリネット吹きは意外と低音部が好きな人も多く、渋いエーラー式のクラリネットに憧れもあったり。
日本でもプロでは、一部ドイツクラの方もいらっしゃるようではあります。

……とまあ、結構面倒な楽器です。
リードの種類でもリガチャ(リードをマウスピースに留めるもの。金属や革や紐製)でもマウスピースでも、それこそタル(バレルとも。マウスピースと胴繋ぐパーツ)変えても音が結構劇的に変わるんだから、探求心はくすぐられますが、面倒といえば面倒。自分のセッティングが決まるまで意外と結構手間暇お金掛かります(涙)。
ちなみに私の場合は、楽器:ビュッフェ・クランポン RC/マウスピース:バンドレン M15/リード:バンドレン V12の2.5か3(かなり柔らかいリード)/リガチャ:アトリエモモ 真鍮の銀色の縦型(これが高かった……ってか腕に対して不相応な代物)。全体的に最初の先生の影響が色濃かった。過去形。


ということで、冒頭に戻りまして、ポール・メイエとカール・ライスター。
カール・ライスターの楽器は、WURLITZER(ヴァーリッツァ)らしいので、ドイツ管(そらそうだ……)。
ポール・メイエは確かクランポンだったような。どちらにしてもベーム式以外はないでしょう(そらそーだ……)。

ということで、奏者のキャラクター以外にも、この二人だと楽器の性質の大きな違いというものが存在します。


特に外国の奏者の場合、クラリネットを聴く際には、どちらの楽器を使っているか興味を持っても面白いかもしれません
(日本人だと、赤坂達三さんは確かヤマハ。留学先によっても違ってくるかも。でもほとんどベーム式ってかほとんどクランポンだと思います……)



始めてから色々知って微妙に後悔したってのは、止めた今だから言える笑い話

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2010.05.01 23:58|instrument
のが、The Corrs。
アイルランドのポップス(?)バンドです。
メンバーはCorr家の4兄妹(兄1人、妹3人)。

当時連絡を取り合っていたドイツ人から教えてもらったという、何とも風変わりな出逢いです。

ケルト音楽とポップスの融合。
このサウンドは、Corrsでしかありえない、そんなところが魅力。

ケルティックな清涼感から、個人的には秋冬は封印してしまうのですけれど。
(そしてブラームスになるのですね……)

きっかけはこの曲、「Radio」(unplugged)




続いて下は、アルバム「Borrowed Heaven」の中の1曲で、「Silver Strand」。

ボーカルのアンドレアがこの映像の中で持っている楽器がティン・ホイッスル。
ティン・ホイッスルはアイルランドの伝統楽器で、彼の国ではリコーダーの代わりに使用することもあるようです。

私も実は一時期持ってましたが、凄く単純な楽器です。
吹けば鳴るし、穴をふさげば音が変わる。半分開けば半音になる。強く吹けば1オクターブ上がる。
しかし簡単に鳴るが故に、コントロールが難しく、上手く鳴らすのは難しいです。

アンドレアの持っているこの楽器もそうですが、日本円で1000円くらいしかしないんですよね、実は。
確かに材料は鉄とプラスチックですけど。



Learn to Play the Irish Tin WhistleLearn to Play the Irish Tin Whistle
(1999/08/19)
Walton Manufacturing Ltd

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ちなみにティン・ホイッスルって普通はD管のようです。
他の調性の管もあるみたいですけどね。

アイリッシュフルートも基本的にD管のようなので、D-durの調性がケルト音楽と親和性が高いのかもしれません。
これを語るにはケルト(アイルランド)音楽の知識が絶対的に足りないので、何とも言えないのですが。
どうなんでしょ。


さて、明日からはとうとうラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン!!
明日は帰りません!(笑)
2010.03.06 20:04|instrument
お知らせが大変遅くなりました。
チェロ1年生の最終日に我が家に相棒がお出ましになりました。

出逢いは更にその1週間前にさかのぼります。
なんだかいろいろなことに疲れ、ふらふらととある弦楽器店に訪れたとき、不意に目が合ったのがこの子でした。

「絶対この子だ!」とか「イエス、フォーリンラブ」とかではなく、だけど妙に気になる。
その場ではいったん保留にして、家に帰って、だけどそういうときには大概心は決まっているものですわね。

翌日もう一回出向いて、弾いてみました。

そして

「ウチに来る?」

と訊いてみると、



「んー、行ってあげてもいいけど」


となんとも上から目線なお返事が妙に嬉しくなってしまい、謹んでお願いの上お招きした、という次第です。
註:別にマゾっ気はありません。。


そうして早3週間になります。
帰宅が遅くなって練習できない日があり、その翌日にチェロを置いてある部屋に行くと。


「昨日、挨拶にも来なかったよね」


と何とも手厳しい。

男のような女のような、老成しているような永遠の若さを持つような、不思議なイメージです。


「それはだって、あなたより永く生きるわけだし」

それはまあ、その通り。

齢204。

1806年ドイツのMarkneukirchen生まれ。
Markneukirchenはチェコの国境に近い楽器制作(弦楽器は弦楽器でもヴァイオリン族だけでなくギターやマンドリンなんかも。それから管楽器も)の町で、国際コンクールも開かれています(チェロ部門では古川展生さんが入賞、清水直子さんがヴィオラ部門で優勝しています)。

そして1806年といえば、今年メモリアルイヤーのショパンやシューマン(共に1810年生まれ)よりも年上で。
楽器としての寿命を考えたらあと1世紀生きるかもしれない彼/彼女と、あとどんなに長くても半世紀だろうという寿命があるかなしかの私。
私は、彼/彼女?の人(チェロ)生を通過する存在ってことですよね。

その彼/彼女、何かにつけて手厳しい。
ドイツ生まれなので、ドイツ語で名前をつけようとしているのですが、なかなかOKがでないのですが、ある名前を提示したらふふふ、と笑うわけです。

「面白いかも。謎を求めよ、真理を追求せよってね」


ということで、名前はRätsel(レーツェル)。
謎、なぞなぞ、神秘という意味を持つ言葉です(ちなみに中性名詞)。

しかしオチは。


「でも、またいつか変わるかもね」

ですって。
真理を求め続けた先に何かが見えたとき――、そうですね、またこの楽器に対する印象が変わるのかもしれません。


さて画像公開です!
しかし、今日天気が悪かったので、広量が全然足りません。
なので<暫定版>というわけです。

ボディ。
cello02-2.jpg

スクロール。
cello01-2.jpg


さて、今までいろいろ言ってきたながらも、結局この子はフルサイズとなりました。
ただ、新作に比べると側板が薄めかなという感じはします。
弾きながら圧迫感は感じないので。


この子を連れて先週はレッスンに行ってきたのですが。


楽器を取り出すやいなや、N先生、いそいそと。


「弾いていい???」


もちろんです~。光栄です~。


「うん、割れもほとんどないし、音も渋くていいね」

と、先生にも気に入っていただけたようです。
更には奥様(ヴァイオリン奏者/先生)も登場!!!
「聴かせて聴かせて!」と。
奥様にも好評でした。

レッスン後にも。

「もう一回弾かせてもらっていい?」

なんていいながらいそいそといろいろ弾くN先生。何やらとても嬉しいです。

そして先生に弾いてもらいながら相棒は横目で。


「こういう音、出せるようになってね」


……あの、今、そこで弾いてらっしゃるのは、プロのプロの、プロの、先生、なんですけど……。
ぜ、善処はいたしますが、本当に手厳しいです。ううう。

そして先生の持っている本に、この楽器の作者さんの名前がありました。

こちらはまだいろいろ調べてみたいので、今後の宿題、ということで。
載っていた本はこちらです。

ヴァイオリンの見方・選び方―間違った買い方をしないために (基礎編)

ヴァイオリン専門店「ミュージックプラザ」の社長、神田侑晃さんの著書です。
応用編と共に結構オススメ。
ヴァイオリンとチェロでもちろん違う部分も多々ありますが、興味深い内容が満載です。


そうそう7月に発表会があるようです。
さて先生に何弾きたいって言えるでしょう?(^^;;

なかなか辛辣な相棒は、きっと私の師でもあるのでしょう。
もうちょっと対等になれるように今後精進します。

「無理かも。ま、がんばってね」


はい……。



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テーマ:楽器
ジャンル:音楽

2010.01.16 21:33|instrument
本日2本目。

何度も記事やコメントに書いておりますが、現在使用しているチェロは友人からの借り物です。

今日はご機嫌良さそうだったので撮影してみました。
紹介はまたちょっと後回し。

■正面

ちょっと細身でファニーフェイス。
実際、3/4の目安サイズよりちょっと小柄で、画像ではわからないですがフルサイズと比べると「うわ、小さッ」と思われると思います。

■背面
cello_back.jpg
ちょっと光っちゃったな……。
木目はきれいにでているのですが、細かい傷がたくさんあり、実際は画像ほどてかてかではありません。

■スクロール(2枚:右からと左からと)
cello_scroll1.jpg

cello_scroll2.jpg
こっちもちょっとファニー。なんか「えっへん」って言ってるのが聞こえてくるようです……。
褒めてないよ~!(笑)

■駒付近
cello_yoko01.jpg
楽器の色味はこの画像が一番正確です。
両f字孔の内側に黒ずんだ染みがありますが、コレがそばかすのようで余計にファニーフェイスなのかしらね。

現在の弦は、A:ラーセン(ソリスト)、D:ラーセン(ミディアム)、GC:スピロコアですが、近いうちに変えるかもしれません。
ただ、この前切れて変えたばかりのA線が結構面白いので、もうちょっと様子を見るかも。
どうだろ。

駒は調整で一度削っています。

■ラベル
label.jpg

"G.William Hofmann
fecit Dublin, Anno 1908"


との記載がはっきり見えます。
ラベルが本物なら、なのですが、1908年にダブリンで制作された楽器、制作者はG.William Hoffman氏ということになります。

ググるとまずGoogleブックの検索結果が出てきます。
W. J. McCormack著の「The Blackwell companion to modern Irish culture」より。
Numbers of violin makers were active throughout Ireland during the nineteenth and twentieth centuries. In the 1880s J.Bennett of Cork produced instruments of idiosyncratic design without side-ribs, and from 1900 to 1926 G William Hoffman worked in Dublin, succeeded by his son William, now the doyen of Irish violin makers and repairers.

記述を見る限りではちゃんと実在の人物ですね(笑)

今回何故か引っかからないのですが、以前、検索したときには、この作者はロンドンで修行して戦時中にダブリンに戻ったような記述も見たことあります。

オールドらしく乾いた木の音で、分数(3/4)ですが音量も結構でます。
尤も、持ち主=実母が名付けた名前“チョロ”の通りに、精神年齢は万年五歳児です(笑)


以上、現相棒のご紹介でした。

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プロフィール

うらら

Author:うらら
チェロの練習記を中心に音楽記その他モロモロを綴ります。
基本的にぐうたらです。

ピアノ:
ピアノ歴X年。ブランクありの再開組。の、またお休み中。

チェロ:
チェロ歴4年(2009年2月~)

ぐうたらながら、チェロ弾いてます。

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