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2011.01.28 23:43|books -others-
祝!
第三舞台復活公演公式サイト開設!!!!!


サイト見て、鴻上さんのご挨拶見た瞬間に本気で涙出そうになりました。元演劇人のうららです。

第三舞台復活公演公式サイト
http://www.daisanbutai.com/

そんなこんなで、活動休止から10年を経て、約束通り!!、第三舞台、今秋復活です☆

えー、皆さん興味持たなくていいですよ?
ただでさえプラチナチケットが予想されるのに、これ以上競争倍率増やしたくないですからね?
結構本気ですよ?(笑)

(だって、全盛期は1ヶ月分の公演チケット数十分で売り切っちゃった劇団ですよ?)

* * *

さてそんなわけで(というわけでもないのですが)、第三舞台の主宰、脚本、演出である鴻上尚史さんの著作です。

サイト開設と重なったのはホントに偶然です。
この本、3~4日前に読み終わって、数日寝かせて咀嚼しておりました。


「空気」と「世間」 (講談社現代新書)「空気」と「世間」 (講談社現代新書)
(2009/07/17)
鴻上尚史

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「空気」の存在に怯えている人は多い。なぜ「空気」は怖いのか? その正体を探っていくと見えてきたのが、崩れかけた「世間」の姿だった……。人気の脚本・演出家が、阿部謹也、山本七平といった先人の仕事を現代に投影させながら、自分の体験や発見を踏まえた会心作!
「空気」と「世間」を知り、息苦しい現代日本を生きていくための方法を示します。


いわゆる「空気読め!」というときの「空気」、これが何であるのかを鴻上さんが突き詰めてゆきます。

日々の生活の中で、「空気」に縛られていると、見えない正体不明のこの「空気」。何なのかわからないのに、それでも「空気」を読まないといけないような気がして、その正体にどこか怯えていると、感じたことのある人は多いのではないでしょうか。

最初に結論ありき、という言い方もできますが(というかそのための本だ)、「空気」の正体を「世間」から読み解き、一つの回答として提示しています。

* * *

ある程度歳を経て、自分なりに対処療法というか、自分なりに見つけてきた「生き方」。


そこに一つの「気づき」を与えてもらいました。

咀嚼不完全なまま大学時代の恩師に呟いたら、すかさず鋭いツッコミが返ってきてうろたえたりもしましたが(笑)
ああ、不用意に呟くんじゃなかった。。。(^^;;


ええっと。


この本がすべての回答では、もちろんないです。
だけど、「今」悩んでいるなら、「今」苦しんでいるなら、歩き出す一つのきっかけになってくれる、と思います。


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今年の生きる糧。

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2011.01.18 23:39|books -others-
一昨日の記事で、小野不由美さんのゴーストハントシリーズをご紹介したのですが、木曽のあばら屋さんとkuriさんから小野さんと綾辻さんがご夫婦だった、ということに反響がありまして。

悪乗り続編?です。

やはりミステリ作家の貫井徳郎さんの奥様、加納朋子さんも同じくミステリ作家です。
wikipediaで検索すれば出てきちゃうんですけどね(笑)

貫井さんより加納さんの方が馴染み深いというかファンなので、取り上げるのは加納朋子さん。

紹介する本はこちら。

ななつのこ (創元推理文庫)ななつのこ (創元推理文庫)
(1999/08)
加納 朋子

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「ななつのこ」
駒子シリーズと銘打ったシリーズの1作目。

加納さんの作品は、人が殺される系のミステリはほとんどなく(というか、人が死ぬこと自体が稀)、日常にあるミステリの謎解きが主題です。

このななつのこも無論、その一つ。

「ななつのこ」では、主人公の女子大生・入江駒子が表紙に惹かれて「ななつのこ」という絵本手に入れる。駒子は作者にファンレターを送ります。そこに綴ったのは、日常生活で起きた謎だった。そして、それを作者が返信で推理する――そんな連作短編集。

勿論、連作の最後に、謎が繋がります。


駒子の天真爛漫さもあると思いますが、読むと何となく心がふわりと温かくなる、そんなミステリです。


* * *

シリーズ2作目、3作目は、1作目のネタばれしてますので、くれぐれも読む順序はお待ちがえなく。

* * *


ちなみに、駒子が手に取った「ななつのこ」。
これが現実の絵本として出版されています。

「ななつのこものがたり」

ななつのこものがたりななつのこものがたり
(2005/09/30)
加納 朋子

商品詳細を見る



心がささくれ立っているとき、この駒子シリーズはいいですよ。
ほんわかします。

* * *

ところで、この「ななつのこ」は北村薫さんの作風になんとなく近いです(確か夫君の貫井さんのデビューも北村さん絡みではなかったでしたっけ……?)。

北村さんはデビュー当初正体を隠していたので、そのペンネームと作風から女性と相当勘違いされたって話がありましたねー。
これってトリビアになりますか?(笑)


* * *

昨日弾けなかったから相棒さんがまたヒス起こしてました。。
D線とG線が哀しいことになってました……ってか、そろそろD線限界な気がする……買わないと。


心がささくれ立ったので(笑)、加納さんでも読み返しますかね?(笑)


あ、「掌の中の小鳥」「モノレールねこ」「ささらさや」あたりもオススメっす。


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2011.01.16 17:24|books -others-
小野不由美先生の最新作、「人形の檻」が発売になりました。
ゴーストハント2  (人形の檻)ゴーストハント2  (人形の檻)
(2011/01/12)
小野不由美

商品詳細を見る


11月には1巻目の「旧校舎怪談」
ゴーストハント?旧校舎怪談 (幽BOOKS)ゴーストハント?旧校舎怪談 (幽BOOKS)
(2010/11/19)
小野不由美

商品詳細を見る


以下、続刊!!のこのシリーズ、元々は1989年から発刊された「悪霊」シリーズ(講談社ティーンズハート)のリライトバージョンです。

原版の1巻は4版、2巻以降は初版で持っている古くからの読者です。
ちなみにこの「悪霊」シリーズ前に発売されたティーンズハートの絶版本3冊は、古本で万単位のお値段がついてます……(の内1冊、実は持ってないんですよねぇ……、でも15000円は痛いよ……)


この悪霊シリーズ後、超大作「屍鬼」、「十二国記」で話題になっていきます。
「屍鬼」なんて最初にハードカバーで発刊されたとき、「まずこの本で人を殺せる……」と言い合ったものです。なにせ上下巻で広辞苑並の厚さですからね……(後、新潮社文庫で再発売。5巻あります)。

その「屍鬼」、現在、藤崎竜さんによって漫画化されてますが、「封神演義」の改変具合が強烈すぎて読めないででいます……。


* * *

というわけで、このゴーストハント、元がティーンズノベルで女子高生の一人称なので、ノリは軽いんです。

当時の小野さんは相当無理してこの文体にされていたそうなんですが、そのノリは踏襲しつつも、最近の小野さんの文体を随所に感じるリライトぶり。
なので、非常に読みやすいんですよ、文体としては。

1巻目の「旧校舎怪談」はともかくも、この「人形の檻」からその先はホントにホントに怖くなっていく。
ずっしりと来る。

……でも待ち遠しい……。
次は3月……。もう予約いれとくか……???


小野さんは元々小説の作法を京大のミステリ研で身につけられた方なので(実際、夫君もミステリ作家の綾辻行人さん@京大出身)、ホラーの裏側にミステリの要素がちりばめられています。

一つの物語の最後に、或いは、シリーズの最後にこれがきれいに繋がるのです。
それが衝撃的で。

文章が平易だとか難解だとか内容が高尚だとか低俗だとかエンタテイメントだとか純文学だとか、そういうことに関係なく、「小説」というものを私に突きつけた作家の一人は、間違いなく小野先生だなと思います。


* * *

ホラーがお嫌いじゃなければ、ということで。
あ、でも血みどろなホラーとは微妙に違う、えーっとオカルト系?


たまには毛並みが違う本をご紹介しました。


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2010.10.24 23:56|books -others-
ピスタチオピスタチオ
(2010/10)
梨木 香歩

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先日、紅茶飲みながら胃痛を悪化させた本です(笑)
冒頭78ページまでを日本橋三越のフォートナム&メイソンで、残りを先日、パンパシフィック横浜ベイホテル東急のラウンジ「ソマーハウス」で、どちらも紅茶をお供に読み切りました。

ホテルのラウンジで一人、黙々と読書にふける贅沢(笑)

しかもお茶請けは、イチジクとピスタチオのケーキ。
サンプルに乗った6つのケーキを説明されて、本とケーキのその符合がおかしくてつい頼んでしまったものですが、優しい味でなかなか美味しかったです。

アールグレイは大したことなかったけど(ヲイ)。
紅茶はポットと共に運ばれてくるわけでなく、都度「おかわり」を頼むやり方でした。面倒といえば面倒だけれど、暖かい入れ立ての紅茶が貰えるのは好感が持てました。
反面、無駄がないという言い方もできる……。
高い銭取ってからに……。


大きな窓の向こうは雲間に黄金の光――黄昏。

誰そ彼、という字もありますね。
その暗闇がすれ違う相手の顔すら曖昧にし、尋ねなければ誰かわからないことを由来とする言葉です。

日本語は豊かで美しい。


梨木香歩さんの作品は、デビュー作の「西の魔女が死んだ」(2008年に映画化)から読んでいます。
彼女のデビューのきっかけは、個人的に書いたこの「西の魔女~」。梨木さんは当時、臨床心理学者の河合隼雄先生のアシスタントのバイトをしていて、この作品を読んだ河合先生が出版を勧めた(というか勝手に出版社に持って行った)ことに依るものです。


最新作である「ピスタチオ」、この作品は、なぜこの作品のタイトルが「ピスタチオ」なのか最後まで読まねばわかりません。
逆に最後までは「ピスタチオ」である必要などないように感じます。
反面、最後まで読んでしまったなら、「ピスタチオ」でなくてはならなくなる。
その必然性への転換が心憎い。

梨木さんの文章は、難解ではなく、けれど凛とした趣があります。
品格がある、という言い方をされている方もいますね。
それに凄く納得がいきます。
日本語としてとても――純度が高い、そんな感じがするのです。


版元の筑摩書房のサイトでは、この作品「ピスタチオ」に関して、以下のような紹介文が付いています。

物語の水源へ
緑溢れる武蔵野に老いた犬と住む棚。アフリカ取材の話が来た頃から、不思議な符合が起こりはじめる。そしてアフリカで彼女が見つけたものとは。物語創生の物語。


物語のための物語。
何かに呼ばれる感覚。
水。
自分と同じもの、そして違うもの。
符合。
蓋然性。

細胞のひとつに"何か"が埋め込まれるかのような感覚がありました。

直接、今の私に関与する物語じゃない。
この話を読んだからって、掻き立てられ、動かざるを得ない何かがあるわけじゃない。

でも――、何かの種を埋め込まれてしまったかもしれません。

引き出しに、こっそりと。


濃い緑と水のお話、機会があれば是非手に取ってみてください。


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プロフィール

うらら

Author:うらら
チェロの練習記を中心に音楽記その他モロモロを綴ります。
基本的にぐうたらです。

ピアノ:
ピアノ歴X年。ブランクありの再開組。の、またお休み中。

チェロ:
チェロ歴4年(2009年2月~)

ぐうたらながら、チェロ弾いてます。

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